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javaプログラムの構造

Javaプログラムの構造

Javaプログラムの基本的な構造は次のようなルールに従う。

  1. プログラムはclassというキーワードで始まる
  2. classに続けて自分で決めたプログラムの名前(クラス名)を記す(この名前がファイルの名前にもなる)
  3. classの次の行はpublic static void main(String args[])
  4. {と}はプログラムの範囲を示す。
  5. mainの次に実際に実行されるプログラムを記す

Javaプログラムの構造を示す。

Javaプログラムの構造
class クラス名 {
  public static void main(String args[]){
    実行する文1
    実行する文2
    ......
  }
}  

プログラムを記すときは読みやすくなるように空白文字(スペース)を行頭に挿入すると良い。

フローチャートからプログラムへ

フローチャートが完成したらプログラムに変換します。アルゴリズムとデータ構造問題集5ページの問題5のフローチャートをプログラムに変換する様子を図に示します。

フローチャートからソースへ

プログラムをまとめると次のようになります。

商と剰余を求める
class Ex5_5 {
    public static void main(String args[]){
        int a = 23, b = 5, c, d;

        c = a / b;
        d = a - b * c;
    }
}

このプログラムの3行目にあるint a = 23, b = 5, c, d;は4つの領域a,b,c,dを用意し、aには23を、bには5を入れておくことを意味します。領域cとdには何も入っていません。

プログラミング言語では領域のことを変数といいます。

このプログラムは間違っていないのですが変数(領域)に入っている値の変化を確認できないので変数の内容を表示するように変更します。変更したプログラムを次に示します。

変数値を表示する
class ex5_5_1 {
    public static void main(String args[]){
        int a = 23, b = 5, c = 0,d = 0;

        c = a / b;
        System.out.println("a=" + a + " b=" + b + " c=" + c + " d=" + d);

        d = a - b * c;
        System.out.println("a=" + a + " b=" + b + " c=" + c + " d=" + d);
    }
}